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［作詞］寺山修司 ［作曲］山木幸三郎
1.
おいらが恋した女は港町のあばずれいつも
ドアを開けたままで着替えして
男たちの気をひく浮気女
かもめかもめ笑っておくれ
2.
おいらの恋は本物で港町の真夜中いつも
ドアの前を行ったり来たりしてる
だけでおいらにや手も出ない
かもめかもめ笑っておくれ
3.
ところがある夜突然成り上りの男が一人
バラを両手いっぱいにだきかかえて
ほろ酔いで女のドアをたたいた
かもめかもめ笑っておくれ
4.
女の枕許にゃバラの花が匂って二人
抱きあってベットにいるのかと思うと
おいらの心はまっくらくら
かもめかもめ笑っておくれ
5.
おいらは恋した女の部屋にとびこんで不意に
ジャックナイフをふりかざして
女の胸に赤いバラの贈りもの
かもめかもめかもめかもめ
6.
おいらが贈ったバラは港町にお似合いだよたった
一輪ざしで色あせる
悲しい恋の血のバラだもの
かもめかもめ笑っておくれ
かもめかもめさよならあばよ
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