ディスコグラフィ

cd_『清河への道』.jpg 『清河への道〜48番』

第6章[家族]

[作詞・作曲]新井英一 [編曲]新井英一、星川京児、高橋望






41.
 そんな一人の生活でめぐり会った女(ひと)がいる
 その娘の心のやさしさに忘れかけてたぬくもりを
 感じて一緒に暮らし始めた


42.
 今では父も母親もとうにこの世にゃいないけど
 体に流れる熱い血がどうしようもなく恋しくて
 俺を清河へ駆り立てた


43.
 国の話で女房とも何度か哀しいケンカした
 私たちの生活に国籍なんて関係ないと
 淋しい顔して泣いていた


44.
 こだわり続けて生きるのもこだわり捨てて生きるのも
 愛する心があるがゆえ愛される人がいるがゆえ
 自由に生きる決心した


45.
 夜汽車に揺られて釜山まで自分の人生考えた
 俺がこれから帰る場所はとなりの日本と言う国で
 生まれて育てられた国


46.
 釜山の港にたたずんで帰りの船を待っていた
 やがて船に乗り込んでゆっくり港が遠ざかる
 親父の国が遠ざかる


47.
 旅からわが家に帰り着き迎えてくれる家族見て
 みんなの笑顔が嬉しくて家族が俺の国だよと
 妻と子供を抱き寄せた


48.
 俺のルーツは大陸で朝鮮半島と言う所
 俺の親父はその昔海を渡って来たんだと
 ひ孫の代まで語りたい
 アリアリラン スリスリラン
 アラリヨ アリラン峠を俺は行く

(セリフ)
  父の魂は海を越え山を走り、愛しい大地のふるさとへ。
  幼なき日々に見た風景は歓喜と共に蘇り、
  待ちわびた人々の歌声に迎えられ、永遠
(とわ)の眠りにつく。
  父から父へ、母から母へ
  アリラン
  

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